うみともコラム#9
ラッコは眠るとき、流されないように海藻を巻く?
海の上で、ぷかぷかと仰向けになって眠るラッコ。
とても気持ちよさそうですが、
そのまま眠ってしまったら、
波や潮の流れに運ばれてしまいそうですよね。
そこでラッコが利用するのが、
海に生えている「ケルプ」と呼ばれる大きな海藻です。
ラッコは休むとき、海面まで伸びたケルプを体に巻きつけたり、
ケルプの間に体を置いたりすることがあります。
海藻が、まるで自然のいかりやシートベルトのような役割を果たし、
眠っている間に遠くへ流されにくくしてくれるのです。
もちろん、すべてのラッコが眠るたびに海藻を巻くわけではありません。
ラッコは海藻のない場所で眠ることもあり、
仲間と集まって休んだり、
海面に浮かんだまま眠ったりすることもあります。
また、母親は食べ物を探しに潜るとき、
海面に残した子どもが流されにくいよう、
ケルプで包むことがあります。
ちなみに、ラッコ同士が手をつないで眠る姿もよく知られています。
実際に仲間と体を触れ合わせて休むことはありますが、
「ラッコは必ず手をつないで眠る」というわけではありません。
野生では、ケルプを利用して体を安定させる姿も見られます。
ラッコにとって海藻の森は、食べ物を探す場所であり、
身を守る場所であり、安心して体を休める場所でもあるのです。
海に揺られながら、海藻を布団のようにまとって眠るラッコ。
そのかわいらしい姿には、海で安全に暮らすための知恵が隠されていました!
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